勘違い、偶然、反対、発見
最近できたばかりの店がもう潰れてると思ったら、できたのは5年前で、潰れたのは半年前だった。時間の感覚がいよいよやばい。もう4月というのもおかしい。時間が過ぎていくのは早いものだと笑っていたが、そろそろ笑えない。
わかしお刺身というのをスーパーで買って、ぶりの幼魚らしいのだが、わかしおという魚がいるのかと調べてみたら、わかしのお刺身だった。
真面目に生活をしているので、あんまり書くことがない。メモ書きに細々とした断片ばかり増えている。生活はいたって日常的で、仕事、ランニング、スーパーに買い出し、自転車、子育て。Twitterをずっとやっていた時のような、よーし、世の中のことになにか言ってやるぞー、みたいな気持ちがない。
街に出かけるときに一度間違えてランニングシューズを履いてきてしまったら、なかなか歩きやすかったので、最近はいつでもランニングシューズを履くようになった。服はほぼ登山ウェアである。
実際のところ、世の中の出来事に色々と思うことはあるのだが、特に政治まわりのニュースを見ていると、すでに状況はかなりおかしくなっており、それ以上に言うべきことはない気がする。根本が無茶苦茶であるのに、そこから出てくる枝葉の部分に対して、あれこれがおかしいと言っても意味がないというか。
年末のAmazonのセールでKindle Paperwhiteが安くなったら買おうと思っていたが、蓋を空けてみたらワイヤレス充電スタンドとのセットだけがセールになって、すっかり買うつもりだったので買った。ワイヤレス充電はいわゆるQiで、スマホなどにも対応しているはずだが、接点の位置が合わないようで残念ながら私のスマホは充電されない。ところがある日、妻が私のスマホをぽんとスタンドに置いたら充電が始まったので驚いた。スマホを上下反対にすると、ちょうど位置が合うのであった。
昔どこかで「イタリアは政治家の長年の努力にも関わらずまだ破綻していない国」という一節を読んで笑った記憶があるけれど、現実にそういう世界にいるとなかなか笑えない。世の中がおかしくなって一番おかしなことは、世の中がおかしいということに誰も違和感がなくなることだと思う。
最近、髪型に妙な跡がついていることがあり、しばらく気になっていたのだが、ヘッドホンをしているからだとこのまえようやく気付いた。
天気の良い日に自転車で青山霊園のあたりを通りがかったら、花を一輪持った人が歩いていて、こうやって墓参りをしてくれる人がいるというのはいいことだな、などと妙に感じ入ってしまった。少し前までは、たぶん墓参りなんて無駄な慣習でしかないと思っていたのではないか。私も年を取った。