「免許更新」と選挙のこと
「免許更新」というショートショートを書いた。私もめっきり中年になって、自分たちはどう老いるかというのを考えているときに思いついた。とっても分かりやすい話なので、ぜひ読んでもらえると嬉しいですし、いつもこれを言うたびに皮肉な気持ちになるのだが、イーロン・マスクの独裁制ソーシャルメディアであってもシェアとかしてもらえると喜びます。
それにしても、今週末には衆議院選挙だというのに、聞こえてくるのは増税だとか、年金の削減とか、尊厳死とか、おそろしい話ばかりである。選挙前ってのは普通こう、話半分でも明るい未来を約束したりするものではないのだろうか。
だいたい、与党の公約の一つ目が「ルールを守る」って。まあ、それが出来てなかったと認められたのは良いのだけど……。
それにしても、前から薄々感じていたが、「日本がますます衰退して社会に余裕がなくなり、貯蓄も稼ぐ力もない高齢者は生きている価値もないと多くの人が考えるようになるタイミング」と「貯蓄も稼ぐ力も身寄りもない氷河期世代が高齢者になるタイミング」が、わりとぴったり合いそうなのが怖い。
それで、氷河期世代がいなくなったころに人口減少の深刻化が話題になって、やっぱり尊厳死とかよくなかったね、生きている人間はしっかり働いてもらったほうがいいね、氷河期世代と違って下の世代はスキルとかもあるからね、みたいな話になる。
そんな暗い話ばかり思いついてしまうけれど、まあそれもこれも氷河期世代なので仕方ないという感じである。そういうことを言ってると、氷河期世代は文句ばかり言ってダメだと批判されるのかもしれないが。いやー、未来は暗いし、まともな政治家は本当に少ないが、だからこそ選挙には行かないとなーと思う今日このごろです。