人生のサマータイム
子供が中学生活をはじめて早起きになったので、私も早起きになった。6時起きである。すると23時には寝なければいけない。青春をテレホタイムに捧げてきた人間とは思えない。まあ年寄りになってきたので、昔ほど早寝早起きが苦手ではない。
早起きをすると朝はゆったり時間がある。仕事まで1時間前倒しで始める必要はないので、コンビニまでコーヒーを買いに行ったり、ストレッチをしたり、本を読んだりしている。優雅である。
反対に夜は短い。晩ごはんを食べて日記を書いたらもう寝る時間だ。眠いから仕方ない。夏になったら酷暑を避けるため夜に走らなければいけないのだが、どうやって時間を捻出すればいいのか、今から憂鬱だ。
早起きのせいで飲み会も難しい。この数年は子供の受験のせいで断っていたようなお誘いに、今年はちゃんと対応しようと思っているのだが、19時からの飲み会に誘われて、21時に終わって、22時に帰宅して風呂に入ったらもう寝る時間である。私は酒を飲むと心拍数が上がって寝る気が失せるので、余計に困る。飲みに行っても酒を断るしかない。
願わくば、17時くらいから飲み会をはじめてくれないかしらと思う。19時前に解散すれば、帰宅して子供に晩ごはんの準備もできる。
昔は「5時から男」というCMがあったものだ。きょうび17時から飲みに行きますと言ったら笑われるだろうが、技術がこれだけ進化したことを思えばおかしな話である。21世紀なのだから、昼すぎには仕事が終わるべきではないだろうか。
そういえばこの前、昼前に飯田橋へちょっと予定があったついでにカナルカフェへ行ったのだが、調べてみると12年ぶりであった。ふと気付いたら干支が一回りしている。年を取るわけだよ。人生のサマータイムは有意義に過ごしたいものです。