生活2.0、Factorio 2.0
Factorioというめちゃくちゃ面白いゲームがあることは、4年前の正式リリース時に書いた。簡単に言うと、不時着した惑星で、素材を採掘して工場を作り、部品を集めてロケットを飛ばすゲームである。
先週、初めての(そしておそらく最後の)有料コンテンツ、Space Ageが発売された。ロケットは終わりではなく始まりとなり、舞台は一つの惑星から複数の惑星と宇宙プラットフォームへと移った。同時にゲーム自体にも大型アップデートがあり、Factorio 2.0となった。
私はFactorioをすでに二回クリアしたが、やろうと思えばあと何十回だってクリアできただろう。最高に面白いし、MODもたくさんある。でも私にも生活がある。そういうわけでFactorioからはしばらく離れていた。
ところがと言うべきか、もちろんと言うべきか、Space Ageは発売日に買った。ゲーム本体と同価格で4000円するが、ゲームの価値を考えれば驚異的に安いと言っても良い。そう考えるのは私だけではなく、発売後しばらく、Factorio本体とSpace AgeはSteam売上のトップ2を占めていた。
多くのゲームと異なりFactorioはセールをしない。そして多くのゲーム会社と異なり、Factorioを開発するWubeは最初からちゃんとした完成度でリリースする。Factorioで遊んできたゲーマーはみんな知っているのである。
そういうわけでFactorioで久々に遊んでいるのだが、言いたいことは以前のレビューと変わらない。ただただ最高のゲームである。私は気軽に最高などと言わない。私が最高のゲームと言った時は、本当に最高のゲームである。2.0になって、新しいコンテンツだけでなく、細々としたUIやデザインもさらに完成度が高まった。もし無人島にひとつのゲームしか持って行けないと言われたら、私はFactorioを選ぶ。
問題は、ここは無人島でないので、仕事とかの生活があることである。幸い、Factorioで工場を建設してばかりいると、少し頭を休ませて次の展開をどうするか考える時間が必要になる。その合間に生活をすることができる。Factorio 2.0、生活2.0、文句なくおすすめです。
追記:Switch版はSpace Ageが発売されないことが決まっており、2.0アップデートもまだ配信されていない。PC/Mac/Linux版をSteamで買いましょう。